ビジネス
2016.06.06
ホップの香りとオイルに癒される…。米国初・ホップを使ったスパがオープン
日本では、沖縄から北海道までどこにでも温泉がある。「温泉が多い」だけではなくて、地方によって温泉の湯──塩、鉄、ミネラル、ハーブなどが入っているお風呂など、特色豊かだ。日本の温泉文化は、世界のどこのスパ(温泉施設)にも負けていない。しかし米国に、ビールファンなら一度は行ってみたい! と思わせる種類のスパがオープンした。ビールに使用するホップ入りのスパだ。
名前はズバリ「Hop in the Spa」で、オレゴン州のDeschutes Breweryとのコラボレーション。スパではハーブの代わりにホップとホップオイルをお風呂に入れる。しかも入れるだけではない! お風呂の水は予めホップ、麦芽、ミネラルを入れ、ビールの麦汁と同じく煮沸するのだ。温度が下がったら、最後に本物のビールを添加する。ビールのアルコールは身体を消毒し、ホップはビールを飲むのと同じく身体をリラックスさせてくれるのだ。
お風呂後のマッサージにも、自家製ホップオイルが使われている。もちろん、お風呂に入りながらビールも楽しめる。Deschutes Breweryのビールラインアップをスパでオンタップ! 身体の内外からダブルホップのパワーでくつろげるのだ。
スパーのメニューを見ると、このスパはビール入り足湯のようだ。冷たいビールを飲みながら、温めたポーターに追加の麦芽とホップを入れて、足の疲れを癒そう。
身体全体をビールお風呂に沈められるスパはあるのだろうか?
実はある。アメリカではなく、ヨーロッパにあるブルワリーで、古い発酵プールが現在ビールお風呂として使われているのだ。そのビールスパの詳細もbeer365で紹介しよう。お楽しみに。
文/セバスティアン・ホヘンタナ