コラム
2017.11.06
世界一周ビアライゼ vol.04 ─オーストラリア03─
旅で出会ったビールを土地の風景と共に写真におさめるビアフォトグラファー、若松節。世界を巡る旅で見つけたビールや、人々との出会いを描き出すビアコラムです。居心地が良すぎて滞在しているメルボルン。路上で見かけた自転車をモチーフに看板はカフェのものかと思いきや、なんとビール醸造所だった…!

Today’s Beer <FAT YAK>
名前 / スタイル:FAT YAK / ペールエール
産地 / 醸造所:オーストラリア / Matilda Bay Brewing Co. (CUB)
アルコール度数:4.7%
色:アンバーゴールド
ボディ:ミディアム
テイスティングノート:メロンやパッションフルーツのようなフレーバー、フルーティーでグラッシー。鼻から抜けていくアロマがなんとも良い。そのすぐ後にグッと来る強い苦味。クセが無く重すぎない。スパイシーな料理と合わせたら楽しそうだ。チョリソー、チキンウィング、トマト系なんかと合わせたら、ご飯もビールも止まらなくなる。
ブランズウィックの休日
この日はたいしたアテもなく街をふらふら。そんな中、1つの看板に目を奪われる。
こじんまりしたマイクロブルワリーを想像していたが、思ってたより大きい。お客さんの入りも中々。素敵なテラス席でみんな楽しそうにくつろいでいる。
中でもANYTIMEがマジ美味い! クラシカルなペールエールの良さを感じつつも、アメリカンホップのアロマが弾ける、気持ちのいいセッションIPAよりなビール。ちなみに「2015 Australian International Beer Awards」を受賞しているようだ。
連載4回目にもなると言うのに未だメルボルン……、ここからなかなか抜け出せない(笑)。本当にいつまででも楽しめそうな、ステキな街です。
若松 節
1986年、横浜生まれ。旅で出会ったビールをその土地の風景と共に写真におさめるビアフォトグラファー。24歳の時にビールの魅力に取り憑かれ、学生時代から好きだった旅にビールという楽しみが加わる。旅経験は国内全都道府県、海外は21ヶ国。「ビールは太る」と巷では言われるが、Bier loverたるものビールの量は減らさない! をモットーに、Bier loverの為のエクササイズ方法を考案中。