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コラム

2019.10.21

1 Day 1 Beerプロジェクト─世界の旅先からビール文化を発信【プロローグ】

千田 晋 千田 晋

皆さんは毎日ビールを飲んでますか?
私は毎日、必ず飲んでます。なぜなら、私の仕事は毎日ビールを飲むところから始まるからです。

私は三重県で最多12本のビアタップを設置するクラフトビアバー、Brewer's Beer Stand 34のオーナーの千田と申します。これから約2カ月間、世界のビールを探訪するビアライゼに出発し、各国のビール模様を旅先の各地からお伝えしていきます。


連載初回はビアライゼ出発前のプロローグとして、私の経歴や旅の目的などをご紹介したいと思います。

そもそも僕がビールに魅了されたのはもう25年近く前、当時住んでいたオーストラリアのハウスシェアメイトがビール好きで、ホームブルーをしながらビールの性質や種類、作り方や楽しみ方など、ビアカルチャー全般を教えてくれたのが切っ掛けでした。まだ日本では地ビールが解禁される前のことですね。

帰国後は映画業界で働き、5年前に三重県に越した後にブルワーとしてブルワリーで働き始め、セールスも担当しながら三重県でクラフトビールを広めるために昨年7月、四日市市にクラフトビアバー「Brewer's Beer Stand 34」をオープンし、現在に至っています。

私が「毎日ビールを飲む」というのは、提供するビールの味わいやコンディションを確認するためのテイスティングです。ビアスタイルで150以上を数え、実に様々な味わいを持つビールは本当に面白い。

でも、その味わい以上に私が魅了されている一番の魅力は、これまでの歴史や伝統を重んじながら現在も多様に進化し続けているビールが持つ「自由な精神性」です。世界中で日々新たなビールが生まれ楽しみ方も多様化し続けている、飲んで美味しいだけでは収まらない新たな文化としての魅力があるんです。

そして、ブルワーとしては世界各地に赴きビールを醸造するジプシーブルーイングは特に刺激的に映っていて、私はクラフトビールは現代で数少ないボヘミアンなライフスタイルを体現できる職業だと実感しています。

そんな奥深くて自由なクラフトビールを改めて身体全身で体験するために、世界各国をビアライゼすることにしました。

旅程は10/22(火)に出国し、南米ブラジルから北米西海岸、中西部を経由し東海岸、そしてポルトガルからスウェーデンまでヨーロッパを北上、時間に余裕があればアジアも予定しています。細かなスケジュールは決めず、2カ月間気の赴くままに。

また、今回のビアライゼをクラウドファンディングのプロジェクト「1 Day 1 Beer Project」としても展開しています。

このビアライゼを通して得るインスピレーションを私のビアバーにフィードバックさせるだけでなく、このコラムを通じて多くの人に伝えることができたら嬉しいと思っています。どうぞお楽しみに。 


【Brewer's Beer Stand 34】

SNSアカウント(facebook, Instagram, Twitter):beerstand34
googleマイビジネス:https://brewersbeerstand34.business.site/
住所:〒510-0086 三重県四日市市諏訪栄町13-10
☎:080-9739-3434 
email:bbs34@outlook.jp
営業時間:平日17:00-0:00、土日15:00-0:00
定休日:毎週火曜日

千田 晋

「Brewer's Beer Stand 34」オーナー。映画業界を経てクラフトビール業界入り。ブルワーとセールスに従事し、クラフトビアバーをオープン。海外在住時に魅了されたビールの自由さを、様々なカルチャーを交えて多くの人に伝えたい!