いつも、ビールがそばにいる。ビールがもっと好きになる、ビール情報サイト

1) 小売店やスーパーで見かけるような、全国的に普及するビールと食材を使用
2) オーブントースターとレンジ以外の調理器具はいっさい使わない

本日も仕事帰りにふらっとスーパーに寄って、お家でさっと作れてしまう「簡単・速つま」ペアリングをご紹介します！

■モルトの優しい香ばしさが特徴的な、英国発祥の「エール」

第2回目は国産ビールから選びました。「銀河高原ビール」の「ペールエール」です。カラメルモルトの甘味が効いた、英国伝統のビアスタイル。

このビールの特徴をまとめてみました。

1.やや曇った赤銅色
2.白い花やライムを連想させるような英国産ホップの香り
3.麦芽由来の甘味を感じ、余韻まで香ばしさを伴い広がる
4.苦味は比較的弱い
5.口当たりも軽く、ラガービールのようにのど奥にすっと入っていく

このビールのために考案した「速つま」はこちらです！

■たった10秒で「チータラ」を洋風にアレンジ

メインの食材は、日本人のお酒のお供「チータラ」です。これを洋風にアレンジします。
チータラをさっと10秒ほど電子レンジで加熱。
温まり、ほどよく溶けたら...
オリーブオイルとバジルをふって完成です！

その名も「ヨーロピアン・チータラ」。1分もかからない超・クイックメニューです。

【ヨーロピアン・チータラ】

<材料>
・チータラ　35g
・オリーブオイル　5cc
・バジル　少々
※分量は目安です。お好みでご調整ください。

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まずは「ヨーロピアン・チータラ」を食べてみます。とろけるチーズのコクに、バジルとオリーブオイルの香りがプラス。チーズの味わいに深みが出た印象があります（スパイスの香りは甘味にコクや奥行きをもたらします）。

そこに「ペールエール」をふくみます。
バジルやオリーブの香りがビールのホップ・アロマとマッチ。お互いに西洋の香り同士なので、一緒になっても違和感がありません。
チータラの塩味がビールの甘味を、ビールのほのかな苦味がチーズの旨味をさらに引き出します。クリーミーなチーズの味わいが、甘味すら感じるほどに広がりました。

■欧州発祥の香辛料や材料を用いて違和感のない食べ合わせを提案

今回の解説。以下の仮説を実証してみました。
1. やや曇った赤銅色
　→銀河高原ビールの濁りは「無ろ過」製造のため、酵母なども多少残っている。今回はその風味に合わせて発酵食品で。
2. 白い花やライムを連想させるような英国産ホップの香り
　→英国系ホップの香りには、同じく西洋の香辛料で香りをまとめてみる。
3. 麦芽由来の甘味を感じ、余韻まで香ばしさを伴い広がる
　→塩味のある料理で、甘味と相互に引き立て合う関係をつくる。
4. 苦味は比較的弱い
　→比較的味が淡白な料理でも、苦味に隠れない、負けない
5. 口当たりも軽く、ラガービールのようにのど奥にすっと入っていく
　→オイルの油分をうまく切ってくれる軽めのボディ

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チーズに甘味のようなものを感じるほどに味わいが強く感じられるようになったのは驚きでした。今回はレンジアップしましたが、チータラをバーナーであぶり焼き目をつけると、よりビールの香ばしさとマッチすることでしょう。 

【商品情報】
商品名：ペールエール
生産国：日本
醸造元：銀河高原ビール
アルコール度数：5.0%
原材料：麦芽100%・ホップ・酵母