いつも、ビールがそばにいる。ビールがもっと好きになる、ビール情報サイト

1) 小売店やスーパーで見かける、全国的に広く普及するビールと食材を使用
2) オーブントースターとレンジ以外の調理器具はいっさい使わない

この2つの公約を守り、お手軽かつ本格的なペアリングをご紹介する。最終回は黒ビールに和のデザートを合わせます。

ビールは「ヤッホーブルーイング」の「東京ブラック」です。ビアスタイルは「ポーター」。強く焙煎した麦芽の風味と軽く飲みやすい口当たりが特徴です。

下により詳しくまとめてみました。

1. ほぼ黒に近い液色。麦茶のような香ばしいニュアンスを含む、コーヒー、カカオ香がメイン
2. 口に含んだ第一印象は、麦芽の優しい甘味。余韻には苦味と強く焙煎した味わいがふくよかにひろがる。
3. わずかな酸味も伴ってのどごしはすっきりとしており、抵抗感なくのど奥に落ちていく

このビールのために考案した「速つま」はこちらです！

今回ご紹介するのは「あんみつポーター」。
あんみつの具とあんこを盛りつけ、
そこにポーターを注いじゃう、クイックデザートです！

【あんみつポーター】
<材料>
・あん（付属品）　25g
・シロップ漬け　枚
・ポーター　120ml
※分量は目安です。お好みでご調整ください。
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あんみつをポーターと混ぜ合わせながら一口。
あんみつの甘味を苦味が緩和しつつ、ビールの酸味で後味さっぱり。ビールの炭酸やのどごしも、みずみずしいあんみつの食感に合って違和感なく混じり合います。

さらにオススメしたいのが「黒蜜入りのあんみつ」をペアリングすること。黒みつの香ばしく深い香りが、ポーターのロースト感に混じり複雑な印象をプラス。味わいも甘味がより加わることでビールの酸味が抑えられ、甘ほろ苦い別の一面を見せました。

今回の解説。以下の仮説を実証してみました。

1. ほぼ黒に近い液色。麦茶のような香ばしいニュアンスを含む、コーヒー、カカオ香がメイン
　→香ばしさ（メラノイジン）により甘味に深みを加える。
2. 口に含んだ第一印象は、麦芽の優しい甘味。余韻には苦味と強く焙煎した味わいが広がる
　→甘味も苦味も中程度。やや苦味が上をいくので、合わせる食材も味わいが強すぎず、やや甘味が高めのものでバランスをとる。
3. わずかな酸味も伴ってのどごしはすっきりとしており、抵抗感なくのど奥に落ちていく
　→同じく口当たりがすっきりとしているもの同士なら、口内で違和感なく混ぜ合わせることができる。--
食感（口当たり）が近い流動系のフードなら、口内で混じりやすくなります。結果的に料理とビールが一体感のある味わいにまとまりました。同じようにスープやムースなどでもぜひ試してみてください。

【商品概要】
商品名：東京ブラック
生産国：日本
醸造元：ヤッホーブルーイング
アルコール度数：5.0%
原材料：麦芽・ホップ