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コラム

2017.12.11

世界一周ビアライゼ vol.09 ─ミャンマー01─

若松 節 若松 節

ビアフォトグラファー、若松節が、世界を回る旅で見つけたビールとの出会いを綴る連載。伝説のビール伝道師、故マイケル・ジャクソン氏をして「ミャンマービールはアジアNo.1」と言わしめたミャンマーへ。 ミャンマーの気候や匂い、ビルマ料理と一緒に飲むミャンマービールは最高! 何より安い! コンビニで販売している国産ビールも半端ない種類がそろっていました。

Today’s Beer

名前 / スタイル:Myanmar Lager Beer / Pale Lager
産地 / 醸造所:ミャンマー / Myanmar Brewery and Distillery
度数:5%
色:明るい金色
ボディ:ミディアム
テイスティングノート:アジアNo.1と称されたミャンマービア。確かに美味い。いわゆる東南アジア系のライトボディなものと比べるとコクがあり、穀物系の甘味が強い。そしてキレのあるビール。ほんのりとハチミツのようなフレーバーも感じる。代表的なビルマ料理であるカレーや、中華テイストな辛い料理、そしてミャンマーの気候とも合った完成度の高いビール。まさにミャンマーで飲むためのビール。ミャンマーまで飲みに行く価値あり! ジョッキ1杯70円程度。安くて飲みすぎてしまう。

「アジアNo.1」と称されたビール

ついにやって来れた。世界を廻るにあたって、絶対に行ってみたかった国の一つがここ、ミャンマーだ。かの世界的なビール評論家、マイケル・ジャクソン氏に「ミャンマービールはアジアNo.1だ」と言わしめるほど。更にはモンドセレクション金賞や、数々のビールコンテストで金賞や銀賞などの受賞歴もある。

そしてミャンマーと言えば信仰深い仏教の国、アルコール消費量も少ないこの国で、そこまで実績のあるビールがあるなんて……面白い! これは行って確かめないわけにはいかないだろう。

ミャンマーに入国し、旧首都・ヤンゴンに着いたころにはもう陽が沈んでいた。今日のところはもう飲んで寝るだけだ。っと、宿に荷物を置き、ご飯を求め街に繰り出す。通りのいたるところに賑わう屋台。美味しそうな匂いに惹かれ一軒のお店に入る。さっそく頼むは:

ミャンマービール。念願の。

美味い! ホップ感は抑えめでモルトを強く感じる。明るく綺麗な黄金色、その割にしっかりとした穀物感、キレもあり、バランスが良い。大きな強みも弱みも無く万人ウケするビールと言う印象。が、ここにビルマ料理と、この土地の気候と匂いが合わさると、美味しさがグッと跳ね上がる!“ビールがその土地に合ってるかランキング”を作るならば、Best 3には持ってきたい。

ミャンマーのご飯は、私好みの味が多く楽しい。

中でも特に美味しかったものがこの、白身魚の素揚げの餡かけ。今思い出してもヨダレが出そうだ。

お腹も満たされ、帰りに水を買おうと寄ったコンビニにて。
コンビニでも普通にビールが買えるようだ。ってか、種類多っ!! こんなに国産ビールがあるなんて。ミャンマー面白いではないか。楽しくなりそうだ。
タァードッメー!(それじゃまた:ビルマ語) 

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若松 節

1986年、横浜生まれ。旅で出会ったビールをその土地の風景と共に写真におさめるビアフォトグラファー。24歳の時にビールの魅力に取り憑かれ、学生時代から好きだった旅にビールという楽しみが加わる。旅経験は国内全都道府県、海外は21ヶ国。「ビールは太る」と巷では言われるが、Bier loverたるものビールの量は減らさない! をモットーに、Bier loverの為のエクササイズ方法を考案中。