コラム
2018.03.12
世界一周ビアライゼ vol.22─ドイツ03─
ビアフォトグラファー、若松節が世界を回る旅で見つけたビールとの出会いを綴る連載。「バイエルン・チケット」を使ってミュンヘンから2.5時間、ディズニーランドのシンデレラ城のモデル「ノイシュバンシュタイン城」へ、そして城を眺めながらできたてのビールが堪能できるブルワリー「シュロスブラウハウス シュバンガウ」でプロースト(乾杯)!

Today’s Beer
名前 / スタイル:ABK Bayerisch Export / Helles
国 / 醸造所:ドイツ / Aktienbrauerei Kaufbeuren
アルコール度数:5.2%
ボディ:ライト〜ミディアム
テイスティングノート:ラベルにノイシュバンシュタイン城、そしてスイングトップのなんともカッコイイこのボトル。部屋に飾りたい。開栓しまず感じるのはグラッシーなホップ、そしてかすかに感じるレモンのようなアロマ。苦味は抑えられ、ソフトな炭酸具合に、モルトからくるキャラメルのような優しい甘さが後味に残り余韻にひたる。とてもクリアでライトなビール。余談ではあるが、ノイシュバンシュタイン城麓のお土産屋さんで見つけたこのボトル、マリエン橋に行く前に出会えてよかった。でなければ、この写真を撮ることはできなかっただろう。
バイエルン地方の旅に必携「バイエルン・チケット」
ミュンヘンから鉄道で南へ約2.5時間、オーストリアとの国境付近にあるノイシュバンシュタイン城へ向かう。ここもまたミュンヘンに来たからには絶対に訪れたかった場所である。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとされたお城であり、世界中から観光客が集まる人気スポットだ。
ミュンヘンからノイシュバンシュタイン城への道のりは、まず鉄道でフュッセン駅まで、そこからバスを乗り継ぎ辿りつくことができる。この往復にかかる交通費は、通常なら50ユーロほど。しかし、バイエルンすべてのローカル列車と全交通システムを利用格安で利用できる「バイエルン・チケット」(*)を購入することで、交通費をかなり安く抑えることができる(黒く塗りつぶしている箇所は使用者のサイン)。
ミュンヘンに戻り、さらに飲み歩く。そして夜行バスに乗り、北上を始めた。
若松 節
1986年、横浜生まれ。旅で出会ったビールをその土地の風景と共に写真におさめるビアフォトグラファー。24歳の時にビールの魅力に取り憑かれ、学生時代から好きだった旅にビールという楽しみが加わる。旅経験は国内全都道府県、海外は21ヶ国。「ビールは太る」と巷では言われるが、Bier loverたるものビールの量は減らさない! をモットーに、Bier loverの為のエクササイズ方法を考案中。