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beer365 magazine ビアサンロクゴ

コラム

2018.02.05

世界一周ビアライゼ vol.17 ─チェコ02─

若松 節 若松 節

ビアフォトグラファー、若松節が世界を回る旅で見つけたビールとの出会いを綴る連載。「世界で最も美しい」と言われる街、プラハは、噂に違わぬ輝きに彩られていた。そこで感動した一杯は……。

Today’s Beer

名前 / スタイル:Pražský most Svetlý / Czech Pilsner
国 / 醸造所:チェコ / Pražský Most U Valsů
アルコール度数:5.0%
カラー:イエローゴールデン
ボディ:ミディアム
テイスティングノート:ボトルがカッコよくついついジャケ買いしてしまった一本。見た目のカッコよさを裏切らない美味しさ。チェコには珍しく(?)なかなかホップを感じるピルスナー。オレンジのようなフルーティーなアロマを感じる。口に含むととてもクリーミー、蜂蜜やキャラメルのような優しい甘みが広がる。そして後味はさすがはピルスナー、炭酸は弱いもののキリッとた苦味でしっかりと締めくくってくれる。また次の一口が欲しくなる、バランスの良さが気に入った。

プラハで疲れを癒してくれた「コゼル」のピルスナー

プラハ。世界で最も美しいと言われる街。

高台から旧市街を望む
高台から旧市街を望む
少し街を歩いただけでもその美しさに驚かされる。中世ヨーロッパの雰囲気を色濃く残し重厚感のある街並み、かと思えば近寄りがたいわけではなく、広場では大道芸人がパフォーマンスを行なっていたり、ショーウィンドウを覗くと雑貨やお菓子などが可愛らしく並んでいる。まるで絵本の中を歩いているかのような感覚だ。

真新しい建物は少なく(旧市街には)、街にある飲食店や雑貨屋さんも外装は当時の建物をそのまま利用、内装は最小限の改装を施した作りになっていたりと、国全体で当時の雰囲気を壊さず残そうとしているところもまた美しさを感じる。

また、クラシック国際音楽祭が開かれるなど、音楽においても名高いチェコ。スメタナ作曲の“モルダウ(ヴルタヴァ川)”は誰もが一度は聴いたことがあるであろう。その舞台もここチェコだ。

街の中央を流れる優雅に流れるモルダウ、モルダウに架かるカレル橋。橋の上ではいたるところでジャズ演奏などの路上ライブが行われており、ついつい足を止めて聴き入ってしまう。

カレル橋もまた素晴らしく、美しい15のアーチからなる石橋に、強固な橋塔、橋の細部に施されたバロック調の装飾や彫刻、そして東西を繋ぎプラハが栄えるきっかけになるほどの実用性も兼ね備えている、あー橋好きにはタマラナイ!!……っとアツくなってしまったが、とにかく、多彩な要素が違和感なく1つに溶け込んでいる。だからこそ美しいのかもしれない。

そんな雰囲気につつまれながら、旧市街広場にて一杯。
「コゼル」のピルスナー。激ウマ! 旅中に感動したビールシーンBest 5に入る勢い。

夕方5時、街も少し落ち着く時間、程よい温度の夕陽をあびて、1日歩き回った足を休める。少し焦がしたようなモルトの甘味が優しく体に染み渡る。

現地だからこそ飲めるコゼル本来の味、加えてこのロケーションがそうさせるのか、こんなに安らいだビールは初めてだ。疲れが吹き飛び、私の気分もお腹具合もすっかりビール臨戦態勢に!(笑)

そして、プラハ一美味しいウルケルが飲めると評判のバーへ向かった。 

昔の建物はそのままに通す電車
昔の建物はそのままに通す電車
夜の旧市街広場。遅くまで賑わう
夜の旧市街広場。遅くまで賑わう
天文時計とティーン教会
天文時計とティーン教会

■若松節 instagram
■beer365 instagram

若松 節

1986年、横浜生まれ。旅で出会ったビールをその土地の風景と共に写真におさめるビアフォトグラファー。24歳の時にビールの魅力に取り憑かれ、学生時代から好きだった旅にビールという楽しみが加わる。旅経験は国内全都道府県、海外は21ヶ国。「ビールは太る」と巷では言われるが、Bier loverたるものビールの量は減らさない! をモットーに、Bier loverの為のエクササイズ方法を考案中。